小学生 算数 整数のしくみ〈第11回〉 【四街道の学習塾】
2023/02/06
こんにちは、四街道の学習塾、秀英ゼミナールです。今日は整数のしくみ「素因数分解と最大公約数・最小公倍数」についてです。
前回、素因数分解ができるようになりました。今回は素因数分解を利用して、2つの数の最大公約数や最小公倍数を探してみましょう。
24と36の最大公約数・最小公倍数を求めましょう
解き方
2つの数字を並べて素因数分解をします。
)24 36
24と36は2でわれるので、2を左に書き、答えの12と18を下に書く
2)24 36
12 18
12と18は2でわれるので、2を左に書き、答えの6と9を下に書く
2)24 36
2)12 18
6 9
6と9は3でわれるので、3を左に書き、答えの2と3を下に書く
2)24 36
2)12 18
3) 6 9
2 3
2と3はともに素数なので、素因数分解は終了です。
最大公約数を求めるには、左側の数字をすべてかけます。
2×2×3=12 最大公約数は12です。
最小公倍数を求めるには、左側の数字と、一番下の数字をすべてかけます。
2×2×3×2×3=72 最小公倍数は72です。
3つの数字の最大公約数・最小公倍数も探し当てることができます。
12と16と24の最大公約数・最小公倍数を求めましょう
3つの数字を並べて素因数分解をします。
)12 16 24
12と16と20は2でわれるので、2を左に書き、答えの6、8、12を下に書く
2)12 16 24
6 8 12
6と8と12は2でわれるので、2を左に書き、答えの3、4、6を下に書く
2)12 16 24
2) 6 8 12
3 4 6
3と4と6は共通な数でわれないので、最大公約数を見つけることができます。
2×2=4 最大公約数は4です。
最小公倍数はまだ求められません。素因数分解を続けます。
3と6は3でわれるので、左に3を書き、答えの1と2を書きます。このとき、4はそのまま書きます。
2)12 16 24
2) 6 8 12
3) 3 4 6
1 4 2
4と2は2でわれるので、左に2をかき、答えの2と1を書きます。このとき、左端の1はそのまま書きます。
2)12 16 24
2) 6 8 12
3) 3 4 6
2) 1 4 2
1 2 1
一番下にある数がすべて素数(または1)になったため、最小公倍数を見つけることができます。
2×2×3×2×2=48 最小公倍数は48です。(1はかけなくて良い)
練習問題 次の2つの数の最大公約数と最小公倍数をそれぞれ求めましょう
(1) 15と25
(2) 20と36
(3) 30と90
下の方に解答と考え方がありますので、解き終わったら進んでみてください。
解答と解説
(1) 最大公約数5 最小公倍数75
考え方
5)15 25
3 5
最大公約数 5 最小公倍数 5×3×5=75
(2) 最大公約数4 最小公倍数180
考え方
2)20 36
2)10 18
5 9
最大公約数 2×2=4 最小公倍数 2×2×5×9=180
(3) 最大公約数30 最小公倍数90
考え方
2)30 90
3)15 45
5) 5 15
1 3
最大公約数 2×3×5=30 最小公倍数 2×3×5×3=90
いかがでしたか。今回は素因数分解と最大公約数・最小公倍数についてでした。
整数のしくみはこれで最終回となります。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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