小学生 算数 整数のしくみ〈第7回〉 【四街道の学習塾】
2022/10/31
こんにちは、四街道の学習塾、秀英ゼミナールです。今日は整数のしくみ「倍数の見分けかた」についてです。倍数の見分けかたを知っていると、なんと、高校入試の「確率」でも役に立つことがあります。今回は4の倍数、8の倍数についてです。
4の倍数の見分けかた
何けたの数でも、下2けた(十の位から下)が4の倍数ならば、その数は4の倍数である
例
126:下2けたの26は4の倍数でないので、126は4の倍数ではない
268:下2けたの68は4の倍数なので、268は4の倍数である
1184:下2けたの84は4の倍数なので、1184は4の倍数である
2825:下2けたの25は4の倍数ではないので、2825は4の倍数ではない
★けた数が5けた、6けた…と増えても見分けかたは同じです
ポイント:下2けたが4の倍数ならば、その数は4の倍数である
8の倍数の見分けかた
何けたの数でも、下3けた(百の位から下)が8の倍数ならば、その数は8の倍数である
例
1507:下3けたの507は8の倍数ではないので、1507は8の倍数ではない
2816:下3けたの816は8の倍数なので、2816は8の倍数である
10171:下3けたの171は8の倍数ではないので、10171は8の倍数ではない
22240:下3けたの240は8の倍数なので、22240は8の倍数である
★けた数が6けた、7けた…と増えても見分けかたは同じです
ポイント:下3けたが8の倍数ならば、その数は8の倍数である
練習問題
次の数がそれぞれ、4の倍数、8の倍数であるかを考えてみましょう。
4の倍数 | 8の倍数 | |
160 | ||
274 | ||
2929 | ||
1352 | ||
18641 | ||
17492 |
解答は下の方にあります。考えたらスクロールしてみてください。
それでは解答です
4の倍数 | 8の倍数 | |
160 | ○ | ○ |
274 | ||
2929 | ||
1352 | ○ | ○ |
18641 | ||
17492 | ○ |
考え方
160
下2けたの60は4の倍数なので、160は4の倍数である。
また、下3けたの160は8の倍数なので、160は8の倍数である。
274
下2けたの74は4の倍数ではないので、274は4の倍数ではない。
また、下3けたの274は8の倍数ではないので、274は8の倍数ではない。
2929
下2けたの29は4の倍数ではないので、2929は4の倍数ではない。
また、下3けたの929は8の倍数ではないので、2929は8の倍数ではない。
1352
下2けたの52は4の倍数なので、1352は4の倍数である。
また、下3けたの352は8の倍数なので、1352は8の倍数である。
18641
下2けたの41は4の倍数ではないので、18641は4の倍数ではない。
また、下3けたの641は8の倍数ではないので、18641は8の倍数ではない。
17492
下2けたの92は4の倍数なので、17492は4の倍数である。
また、下3けたの492は8の倍数ではないので、17492は8の倍数ではない。
倍数の見分けかた まとめ
2の倍数:一の位が 0 , 2 , 4 , 6 , 8 のいずれかである
3の倍数:各位の数の和が3の倍数である
4の倍数:下2けたが4の倍数である
5の倍数:一の位が 0 , 5 のいずれかである
6の倍数:3の倍数で、かつ偶数である
8の倍数:下3けたが8の倍数である
9の倍数:各位の数の和が9の倍数である
いかがでしたか。知ってるとちょっと役に立つことがある……かもしれない、倍数の見分けかたでした。なお、7の倍数の見分けかたもありますが、それを使うより7で割ってみて見分けた方が早いです。
次回は約数の説明の予定です。
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